
【この記事の結論】
- 冬に髪がぺたんこになる主な原因は、根元の乾かし残し・皮脂やスタイリング剤の重さ・帽子やマフラーの圧迫の3つです
- ボリュームは「根元をどの方向に乾かすか」でほぼ決まります。毛先ではなく根元から、分け目と逆方向に風を当てるのが基本です
- オイルの付けすぎや毎日同じ分け目もぺたんこの原因になります。毛量や重さが原因の場合は、カットで土台から変えられます
こんにちは。上野・新御徒町の美容室 in spite hair design(インスパイト ヘア デザイン)、スタイリストの川部です。
「朝きちんと乾かしたのに、昼にはトップがぺたんこ」「帽子を脱いだら髪が頭に張り付いている」「分け目がくっきり割れて地肌が目立つ」。寒くなるこの時期、髪のボリュームが出ないというご相談が増えてきます。オイルを増やす、帽子をかぶるといった冬ならではの習慣が、根元の立ち上がりを奪っていることが少なくありません。
この記事では、冬に髪がぺたんこになる原因と、今日からできる対策、やりがちなNG習慣を、美容師歴20年の立場から解説します。
冬に髪がぺたんこになる原因
髪のボリュームは、根元がどれだけ立ち上がっているかで決まります。毛先をいくら巻いても、根元が寝ていると全体はふんわりしません。冬に根元が寝てしまう原因は、主に次の4つです。
1. 根元が乾ききっていない
寒い時期は、お風呂上がりのドライヤーを短く切り上げがちです。表面が乾いていても根元に水分が残っていると、髪は頭の形に沿って寝た状態で固まります。髪は乾く瞬間の形を記憶するため、根元の乾かし方がそのまま翌日のボリュームになります。
2. オイルやスタイリング剤で根元が重くなっている
乾燥が気になってオイルやバームを多めに使うと、根元まで付いて髪が重くなり、寝てしまいます。根元がしっとりしすぎると髪同士がくっついて束になり、地肌が透けて見えやすくなります。
3. 帽子・マフラー・フードで押さえつけられている
ニット帽やフードを長時間かぶると、根元が押さえられた形のまま固まります。帽子の中は蒸れやすく、湿った根元は脱いだあとに頭へ張り付いてしまいます。
4. 毎日同じ分け目で、根元にくせがついている
何年も同じ位置で分けていると、その方向に根元が寝るくせがつきます。分け目がくっきり割れて両側にぺたっと落ちるため、トップが平らに見えます。
髪のぺたんこを防ぐ対策
ボリュームを出すコツは、毛先ではなく根元に働きかけることです。乾かし方と習慣を変えるだけで立ち上がりは変わります。
1. 乾かすときは根元から、分け目と逆方向に風を当てる
タオルドライのあと、まず根元から乾かします。指を地肌に入れて軽くこすりながら、いつもの分け目と反対側へ髪を倒して風を当ててください。根元が起き上がった状態で乾くので、元の位置に戻したときにふんわり立ち上がります。トップは毛束を真上に持ち上げ、根元に下から風を入れます。根元が8割乾いたら中間、最後に毛先の順です。ドライヤーの当て方の基本は 髪の乾かし方・ドライヤーの当て方 でもご紹介しています。
2. 最後に冷風で形を固定する
髪は温風で形が変わり、冷えるときに形が決まります。立ち上げた根元に冷風を10秒ほど当てると、ボリュームが長持ちします。
3. オイルやミルクは毛先中心、根元には付けない
洗い流さないトリートメントは、手のひらによくのばしてから毛先と中間だけになじませます。量の目安はショートで1円玉、ロングでも500円玉くらいまでです。
4. 分け目をときどき変える
いつもの分け目から1〜2センチずらすだけで、くせのついていない根元が表に出て、自然と立ち上がります。
5. 帽子を脱いだら根元をほぐしてリセットする
指の腹で地肌をもむように根元をほぐし、髪を一度逆方向へ倒してから戻します。蒸れている場合は、根元に冷風を当てるとふんわり感が戻りやすくなります。
やりがちなNG習慣
良かれと思っている習慣が、ボリュームを奪っていることもあります。
| やりがちな習慣 | 根元に起きること | こう変える |
|---|---|---|
| 毛先から乾かし始める | 根元が濡れたまま寝て固まる | 根元から乾かし、毛先は最後に |
| 上から下へ風を当てる | 髪が頭に沿って押さえつけられる | 分け目と逆方向、下から上へ |
| オイルを髪全体になじませる | 根元が重くなって束になる | 毛先と中間だけに付ける |
| 濡れたまま帽子をかぶる | 押さえた形と湿気で張り付く | しっかり乾かしてからかぶる |
髪質・髪型別のワンポイント
髪が細くやわらかい方
細い髪はコシが出にくく、重さで寝やすい髪質です。スタイリング剤は軽いものを少量にとどめてください。重たいバームやオイルだけでボリュームが落ちます。
ロングヘアの方
長さがあるほど髪の重みで根元が引っ張られ、トップが平らになりやすくなります。全体の長さを変えなくても、表面や顔まわりに段を入れて重さを調整すると、根元が立ち上がりやすくなります。
なお、抜け毛が急に増えた、地肌の状態が気になるといった場合は、皮膚科などの専門医にご相談ください。
サロンでできること
毛量や長さのバランス、根元のくせが原因の場合は、サロンで土台から整えると毎日のスタイリングがぐっと楽になります。
- 骨格矯正シェイプカット(シャンプー・ブロー込)¥5,500
骨格と髪質に合わせて重さの位置を調整し、トップが立ち上がりやすい形に整えます - コールドパーマ(毛髪強化シスチン配合、パーマのみ)¥8,000〜
根元やトップにやわらかな動きをつけて、乾かすだけでふんわりしやすくします - アミノ酸ファイバートリートメント ¥5,000
髪の内部にアミノ酸を補い、細くやわらかい髪にハリ・コシを与えます
料金の詳細は 料金メニュー をご確認ください。朝のスタイリングを手早く仕上げたい方は 朝のスタイリングを楽にする方法 もあわせてご覧ください。
おすすめのホームケアアイテム
- ナプラ「N. ポリッシュオイル」
ツヤと保湿を与えるヘアオイル。乾燥が気になる毛先に少量だけ付けると、根元のボリュームを落とさずにまとまりが出ます
※アイテムは取り扱い状況が変わることがあります。詳しくはスタッフまでご相談ください。
髪のぺたんこに関するよくある質問
Q. 夜に洗うと朝ぺたんこになるのはなぜですか?
A. 根元が乾ききらないまま寝ると、枕に押された形で固まってしまうためです。寝る前に根元を完全に乾かし、朝は根元だけを軽く濡らしてから、分け目と逆方向に乾かし直すとボリュームが戻ります。
Q. シャンプーを変えればボリュームは出ますか?
A. 洗い上がりが重いと感じる場合は、軽めのものに変えることで改善することもあります。ただ、ボリュームへの影響が大きいのは乾かし方です。シャンプーの量やすすぎ残しも見直してみてください。正しい洗い方は 正しいシャンプーの仕方とNG習慣 でご紹介しています。
Q. 帽子をかぶってもぺたんこにならない方法はありますか?
A. かぶる前に根元までしっかり乾かしておくことが一番です。サイズに少し余裕のある帽子を選ぶと、押さえつけられにくくなります。
Q. パーマをかけるとボリュームは出ますか?
A. 根元やトップにやわらかく動きをつけることで、乾かすだけでふんわりしやすくなります。ただ、カットで重さを調整するだけで十分な場合もありますので、髪を拝見してからご提案します。
まとめ:ボリュームは根元の乾かし方で変わる
冬の髪のぺたんこは、根元の乾かし残し・重さ・圧迫が重なって起こります。
- 根元から先に、分け目と逆方向・下から上へ乾かし、最後に冷風で固定する
- オイルは毛先中心にして、分け目はときどき変える
- 帽子を脱いだら根元をほぐし、重さが原因ならカットで土台を整える
ボリュームの出にくさは、髪の太さや毛量、つむじの位置によって一人ひとり違います。髪を拝見しながらご提案しますので、お気軽にご相談ください。
in spite hair design は、都営大江戸線 新御徒町駅A2出口から徒歩1分、JR上野駅・JR御徒町駅から徒歩5分の美容室です。営業時間は10:00〜20:00、月曜定休。上野・新御徒町で、ボリュームが出ない・トップがぺたんこになるとお悩みの方は、美容師歴20年のスタイリストにお任せください。
\ご予約・ご相談はこちら/
▶ ホットペッパービューティーで24時間オンライン予約
▶ アクセス・道順はこちら
この記事を書いた人
川部 真佐臣(かわべ まさおみ)
in spite hair design トップスタイリスト。美容師歴20年。骨格や髪質に合わせた骨格矯正シェイプカットと、髪質改善トリートメントを得意としています。
スタイリスト紹介はこちら



