
【この記事の結論】
- 秋冬に頭皮が乾燥してかゆくなる主な原因は、空気の乾燥と暖房、そして洗いすぎによる皮脂の取りすぎ
- 対策の基本は「洗浄力のおだやかなシャンプーを選ぶ」「38度前後のぬるま湯で指の腹で洗う」「洗ったらすぐ根元から乾かす」の3つ
- 熱いお湯・爪を立てた洗い方・自然乾燥は、かゆみとフケを長引かせやすい習慣
こんにちは。上野・新御徒町の美容室 in spite hair design(インスパイト ヘア デザイン)、スタイリストの川部です。
10月も後半に入り、空気がぐっと乾いてきましたね。この時期は「頭皮がムズムズしてかゆい」「肩に白い粉のようなフケが落ちている」「シャンプーのあとに頭皮がつっぱる」といったご相談が増えてきます。夏は気にならなかったのに、涼しくなった途端に、という方がとても多いのです。
頭皮は顔とつながった同じ一枚の皮膚で、顔が乾燥する季節は頭皮も乾いています。美容師歴20年の立場から、秋冬に頭皮が乾燥してかゆくなる原因と、今日のシャンプーから変えられる対策を解説します。
頭皮が乾燥してかゆくなる4つの原因
かゆみが出ると「不潔だからかな」としっかり洗ってしまいがちですが、秋冬のかゆみは逆に「洗いすぎ」から起きていることがよくあります。
1. 空気の乾燥と暖房で水分が奪われる
秋から冬は外気の湿度が下がり、室内では暖房が加わります。エアコンの効いた部屋では湿度が30%台まで下がることも珍しくありません。水分が減った頭皮は刺激に敏感になります。
2. 洗浄力の強いシャンプーで皮脂を取りすぎている
夏は汗や皮脂を落とすために洗浄力の強いシャンプーを使っていた方が多いと思います。秋になって皮脂の分泌が落ち着くと、同じシャンプーでは必要な皮脂まで流してしまいます。皮脂は頭皮を守る膜のようなものですから、足りなくなると乾燥とかゆみが出ます。
3. 熱いお湯・ゴシゴシ洗い・すすぎ残し
寒くなると、つい熱めのお湯で洗いたくなります。ですが40度を超えるお湯は皮脂を一気に溶かし出します。爪を立てて洗うと細かい傷がつき、かゆみが強くなる悪循環に入ります。生え際や襟足のすすぎ残しも、よく見かける原因です。
4. 自然乾燥で濡れたまま過ごしている
濡れた頭皮は雑菌が繁殖しやすく、においやかゆみにつながります。水分が蒸発するときに頭皮の水分も一緒に奪われるため、「自然乾燥のほうがやさしい」は残念ながら逆です。
秋冬の頭皮の乾燥・かゆみ対策 6つのポイント
ここからは今日からできるケアです。できそうなものから始めてみてください。
1. 洗浄力のおだやかなシャンプーに切り替える
秋冬はアミノ酸系など、しっとり洗えるタイプがおすすめです。清涼感の強いシャンプーは乾燥した頭皮には刺激が強いことがあるので、かゆみが出ている時期は一度お休みしてみてください。
2. お湯は38度前後のぬるま湯にする
少しぬるいと感じるくらい、38度前後が目安です。熱いお湯は皮脂を落としすぎるうえ、キューティクルも開かせます。湯船に浸かってから髪を洗うと、ぬるめでも寒さを感じにくくなります。
3. シャンプー前に1〜2分の予洗いをする
シャンプー剤をつける前に、お湯だけで1〜2分しっかり流してください。これだけで汚れの大半は落ち、泡立ちが良くなってシャンプー剤の量も減らせます。
4. 指の腹で、頭皮を動かすように洗う
爪を立てず、指の腹を当てて頭皮を小さく動かすイメージで、襟足から頭頂部へ下から上に洗います。1日1回で十分ですので、朝晩2回洗っている方は1回に減らしてみてください。
5. すすぎは洗う時間の倍を目安に
すすぎ残しはかゆみの大きな原因です。洗った時間の倍を目安に、生え際・耳の後ろ・襟足を意識して流してください。トリートメントは頭皮につけず、中間から毛先だけに。詳しい手順は正しいシャンプーの仕方とNG習慣でご紹介しています。
6. タオルドライのあと、すぐ根元から乾かす
タオルで頭皮の水分を押さえるように取ってから、ドライヤーで根元を中心に乾かします。頭から20センチほど離し、同じ場所に当て続けないよう手を動かして。くわしくは髪の乾かし方・ドライヤーの当て方をご覧ください。
やりがちなNG習慣とその理由
良かれと思ってやっていることが、かゆみを長引かせている場合があります。
| NG習慣 | 頭皮に起きること |
|---|---|
| かゆいからゴシゴシ洗う | 細かい傷がつき、かゆみがかえって強くなる |
| 1日2回シャンプーする | 必要な皮脂まで落ち、乾燥とフケが増えやすい |
| 熱いお湯で長く洗う | 皮脂が溶け出し、洗い上がりにつっぱり感が出る |
| トリートメントを頭皮につける | 毛穴に残りやすく、かゆみ・べたつきの原因になる |
| 自然乾燥で寝る | 雑菌が増えてにおいやかゆみに。寝ぐせの原因にも |
まずは「お湯の温度」と「乾かすこと」の2つからが、いちばん変化を感じやすい順番です。
髪質・髪型別のワンポイント
カラーやブリーチをしている方
薬剤を使ったあとの頭皮は一時的に敏感です。カラー当日と翌日はスカルプブラシを控え、指の腹でやさしく洗ってください。頻度が高い方は、根元だけを染めるリタッチにすると負担を減らせます。
髪が細い方・分け目が気になる方
頭皮が乾燥すると根元の立ち上がりが出にくくなり、分け目が目立ちやすくなります。乾かすときに根元を指で左右に動かしながら風を当てると、ボリュームが出ます。整髪料は根元につけず、中間から毛先に。
メンズ・ショートヘアの方
髪が短い方は頭皮に直接外気が当たるため、乾燥の影響を受けやすくなります。帽子を長時間かぶったままだと蒸れてかゆみが出ることもあるので、室内では外してください。ワックスを使った日は予洗いを長めに。
サロンでできること
ご自宅のケアを見直しても乾燥が気になるときは、サロンで髪の土台から整える選択肢もあります。
- 髪質改善ヘアーエステ(in spite オリジナル)¥14,000〜
時間をかけてていねいに整えるメニュー。乾燥でごわつきやすい季節のリセットにおすすめです - 髪質改善トリートメント(in spite オリジナル)¥8,000
手触りとツヤを整えるトリートメント。パサついた毛先が落ち着きます - アミノ酸ファイバートリートメント ¥5,000
まずは手軽に試したい方へ。カットと合わせてのご利用も多いメニューです
料金の詳細は料金メニューをご覧ください。季節の乾燥対策は秋の乾燥対策ヘアケアでもご紹介しています。なお、かゆみや赤み、かさぶたが長く続く場合は、一度皮膚科でご相談ください。
おすすめのホームケアアイテム
- ミルボン「エルジューダ サントリートメント セラム」
UVカット成分と補修成分入りの洗い流さないトリートメント。乾かす前に中間から毛先になじませます - ナプラ「N. ポリッシュオイル」
ツヤと保湿を与えるヘアオイル。仕上げに1〜2プッシュを毛先中心に
どちらも頭皮にはつけず、毛先の乾燥対策としてお使いください。※アイテムは取り扱い状況が変わることがあります。詳しくはスタッフまでご相談ください。
頭皮の乾燥・かゆみに関するよくある質問
Q. 頭皮が乾燥してかゆいとき、シャンプーの回数は減らしたほうがいいですか?
A. 1日2回洗っている方は1回に減らしてみてください。洗いすぎで必要な皮脂まで落ちていることが秋冬はよくあります。ただし整髪料を使った日は、その日のうちに落としてください。
Q. 乾燥によるフケと、脂っぽいフケの違いは何ですか?
A. 乾燥によるフケは細かくパラパラ落ちる白い粉状、脂っぽいフケは湿って大きく、根元に付着しやすいのが違いです。秋冬に増えるのは前者が多く、洗いすぎを見直すと落ち着くことがあります。
Q. 頭皮マッサージはやったほうがいいですか?
A. 指の腹でやさしく動かす程度なら、シャンプーのついでに取り入れて構いません。ただし力を入れすぎたり硬いブラシでこすったりすると逆効果です。赤みが出ているときは控えてください。
Q. 頭皮が乾燥していると、髪にも影響がありますか?
A. 影響はあります。根元の立ち上がりが出にくくなり、ボリュームダウンやまとまりにくさにつながります。ツヤやスタイリングのしやすさの面でも、頭皮を整えておくことは大切です。
まとめ:頭皮の乾燥対策は「洗いすぎない・ぬるま湯・すぐ乾かす」
秋冬に頭皮が乾燥してかゆくなる原因は、空気の乾燥と、季節が変わっても夏のままの洗い方にあります。
- 洗浄力のおだやかなシャンプーに替え、1日1回にする
- 38度前後のぬるま湯で予洗いをし、指の腹でやさしく洗って十分にすすぐ
- タオルドライのあと、ドライヤーで根元から早めに乾かす
頭皮の状態はご自分では見えにくい部分です。ご来店いただければ髪を分けて実際の状態を拝見し、美容師歴20年の経験から、いまの頭皮に合った洗い方やシャンプー選びをお伝えできます。お気軽にお声がけください。
in spite hair design は、都営大江戸線 新御徒町駅A2出口から徒歩1分、JR上野駅・JR御徒町駅から徒歩5分、佐竹商店街の中にある美容室です。営業時間は10:00〜20:00、月曜定休。店舗前に3台分の駐輪場があり、お子様連れ・男性のお客様も歓迎しております。
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この記事を書いた人
川部 真佐臣(かわべ まさおみ)
in spite hair design トップスタイリスト。美容師歴20年。骨格や髪質に合わせた骨格矯正シェイプカットと、髪質改善トリートメントを得意としています。
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